父娘3人の北海道への旅

 

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夕やみせまる雪の小樽運河

 

1月31日から3泊4日の日程で、札幌・旭川・小樽に出かけて冬の北海道を楽しんできました。最初は家族旅行として計画しましたが、妻が仕事の関係から行けなくなったので急遽、娘の同級生が参加し父親と娘2人で楽しんできました。急に22歳の娘が増えたので、旅は華やかとなり笑顔の絶えない楽しい旅となりました。私が北海道を訪れるのは15〜6回目だろうか。春・夏・秋・冬の各シーズンにそれぞれ訪れてきたわけですが、今回の北海道旅行はとりわけ記憶に残るものとなりました。

 雪の札幌時計台、旧北海道道庁、地酒を味わいながら魚介類の刺身に焼き物、ペンギンの行進、雪上のライオン、白熊のダイブ、アザラシの円筒潜り、鋭いまなざしの狼、サッポロビール園の生ラムジンギスカン、粉雪の藻岩山スキー場、雪の小樽運河、小樽寿司の老舗で一杯、札幌ラーメン横丁、第60回さっぽろ雪まつり、等々

 2日目は旭川市の旭山動物園を再訪しました。3年前の2006年6月に妻と訪れたところです。そのころから旭山動物園は人気が急騰していましたが、前回は妻の希望でツアーには入らず、自分で設定した時間で園内をゆっくり見て廻ったものでした。今回は冬のため人気の「雪上のペンギンの散歩」が見られるとあって、散歩コースの両側は入園者で大賑わいです。飼育員の後をよちよち歩きのキングペンギンが行進していきます。写真やテレビ映像でたびたび見た光景ですが、実際に目の前で見ると実に愛嬌があり可愛いものです。ペンギンの種類によっては赤道直下の熱帯に生息するものもいますが、多くは氷の上で生活していますから冬こそ自分の季節だと張り切っている姿が見て取れます。

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ペンギンの散歩

 

前回、旭山動物園を訪れた時に比べ大型観光バスが多い印象を受けました。「JAL空飛ぶペンギン号」とか「ANA旭山動物園号」とかを車体の横に大きく書いた観光バスが沢山駐車場に停車していました。すごい人気です。オオカミの森も新たに出来上がっていました。3頭いたオオカミの目はさすがに鋭かったのですが、冬で身体に脂肪が乗るのを差し引いたとしても動物園の栄養が良いためか太めの身体をしていました。

 

 札幌に戻る高速バスの中でサッポロビール園に予約をいれ駅からタクシーで向かいました。雪が降り出す中でレンガ棟の二階ホールで生ラムを初めとしたジンギスカンを楽しみました。前回も感じたのですが、羊独特の匂いが全くないのでとても美味しい肉です。生ビールもガンガン進みます。東京エリアの大ジョッキよりも大きい中ジョッキでした。


 3日目は札幌市外の藻岩山スキー場に滑りに行きました。真駒内駅まで地下鉄で行きタクシーに乗ればすぐにスキー場です。レンタルスキーセットとリフト券を購入しスタートです。愛の同級生は九州出身でスキーは全く経験がないため、靴の履き方、歩き方、ストックの持ち方、転がり方、起き方、滑り方、止まり方、リフトの乗り方、等々、「はじめの一歩」から教え、半日で頂上からの初心者コースをボーゲンと斜滑降で滑り降りてこられるようになりました。ピンクのスキーウエアがパウダースノーに映えています。スキー場で5時間遊びました。


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藻岩山スキー場

 

一旦、ホテルに戻って着替えてから小樽の夜景と小樽寿司を味わうために出発です。私が小樽を訪れるのは確か6回目になると思います。夕闇迫る雪が積もった運河の畔を歩くのもなかなかいい風情です。静かな水面に外灯や店の明かりが映り綺麗な光景です。3人で肩を寄せ合い、中国から来た観光客にシャッターを押してもらいました。そぞろ歩きのなかで北一硝子店では妻の好きなSMAPの「世界にひとつだけの花」のメロディーが流れ色が変化するオルゴールをお土産に買い、有名な六花亭では職場へのお土産のチョコレートを買い、「すし亭」という老舗の寿司屋にあがりました。3人がそれぞれ好きなものを頼み、まずはビールで乾杯です。美味い寿司です。地酒も進みます。前に座っているふたりの娘の笑顔も素晴らしく、四方山話をしながら時は過ぎて行きました。

 

まだまだたくさん書くことはあるのですが、あっという間の3泊4日の北海道の旅でした。私にとっては、ふたりの娘が楽しい思い出を作り怪我もせずに帰ってこられたことが一番良かったことであり、ふたりの笑顔がなりよりも楽しい思い出になりました。

 

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