春の囀り
喉をおもいっきり膨らませて囀るウグイス
4月13日 晴れ
左脚が痺れて痛むので歩きではなく自転車に乗って花見川沿いを神場公園までのバードウォッチングに出かけた。左脚の痺れと痛みは、先月11日に妻の生家にお墓参りに出かけた際に、玄米30kgを車に積み下ろしした時にギックリ腰となり左腰を痛めたもので、その後、近くの整形外科クリニックに通院しているが、一向に回復の兆しが見えないのである。イヤハヤナントモ・・・
普段はスマートなウグイス
4月中旬になるとあちこちからウグイスの春の囀りが耳に届く。冬のあいだジィジィジィという地味な地鳴きで藪のなかを移動していたウグイスのオスは、暖かな春の到来とともに自分の縄張りを宣言する「ホーホケキョ」の囀りを繰り返しだした。普段はスマートな体形のウグイスだが、囀るときは喉を目いっぱい膨らませ、彼女を獲得するために絶叫するのである。
カエルを捕えたハシボソガラス
ハシボソガラスが畦道で餌を探していた。しばらく見ていると草むらから獲物を嘴で捕らえて近くの木の枝に飛び移った。私とハシボソガラスとの距離があるために、嘴で捕えた獲物は何かまでは分からなかったが、カメラ映像を拡大して確認してみると獲物はカエルだった。カエルも冬眠から目覚めて地上に出てきたばかりでボーッとしていたのだろうか。あえなくジ・エンドとなってしまった。これが自然というものだろう。ハシブトガラスの黒い羽には緑色に輝く色素が入っているため、太陽に照らされると見る方向によって緑に輝くことがあるが、ハシボソガラスの羽には緑色の色素は入っていないので、黒く輝くだけで緑色には輝かない。
ピンクのハナミズキが満開となっていた
ハナミズキのピンクの花が満開となっていた。田んぼの上を10羽ほどのツバメが気持ち良さそうに飛び交っていた。今年、初めてツバメを見たのは4月8日だった。南の国から幕張にやってきて間もないようで、つがいに分かれることなく集団で生活しているようだった。しばらくして環境になれるとつがいに分かれて繁殖に入るのである。
田んぼで餌を探すコチドリ
田んぼに2羽のコチドリが歩いていた。時おり嘴を土に差し込み餌を探しているようだった。カメラを向けるとコチドリと目が合い、警戒したのか直ぐに飛び去ってしまった。小さな子どもたちの遊びに「だるまさんがころんだ」というのがあるが、バードウォッチングの要領も対象の野鳥に対して、こちらの動きは「だるまさんがころんだ」の要領で徐々に距離を詰めていくことが求められるのである。
10匹のコイが泳ぎだした
10匹の鯉のぼりが泳ぎだした。来月5日は端午の節句で子どもの日を迎える。元気に伸びやかに育ってほしい、という親の願いが鯉のぼりから伝わってくる。
出会った野鳥は、ヒヨドリ、スズメ、カルガモ、カワウ、ムクドリ、ハシブトガラス、ツバメ、コチドリ、ツグミ、モズ、オオバン、ダイサギ、キジバト、うぐいす、バン、ハクセキレイ、シジュウカラ、ハシボソガラス、カワラヒワの19種類だった。