春だ 菜の花 チューリップ
3月3日、千葉市花の美術館で2月26日〜3月24日まで『春色フェア』が開催されているので観に行きました。花の美術館は自宅から車で10分ほどの稲毛の浜にあるので何度か足を運んでいるところです。群馬から夫のお母さんが幕張に来ているので一緒に出かけました。
花の美術館の前庭には黄色の菜の花が満開に咲き私たちを迎えてくれました。入館料300円のチケットを買って入館すると、そこは春の花々が満開に咲いていました。すぐに目に留まったのはチューリップでした。赤、黄、ピンク、白、いろいろな色と種類のチューリップが咲いていました。隣に咲くアネモネの青い花も印象的でした。黄色や白の水仙も咲いていました。ダリアの花に似た丸い花も派手な形で咲いていましたが初めて見る花でした。
受付に貼ってあるポスターを見ると3月の企画イベントとして「アトリウムコンサート」という連続コンサートが3月2日から3月24日にかけて12回企画されていました。私たちが訪れた3月3日の桃の日は「ハートフルコンサート」が13時30分から予定されていました。稲毛ヨットハーバー3階のイタリアレストランでお昼ごはんを食べたあとに花の美術館を訪れたのですが、偶然にも入館した時刻が丁度コンサートがスタートした時でした。
管楽器によりモーツアルトやドビュッシーが作曲した10曲ほどが演奏されましたが私が知っている曲は殆どありませんでした。パイプ椅子に座った20名ほどの聴衆は1曲演奏が終わるたびに拍手を送り、最終曲が終了するまで拍手を送り続けていました。もちろん私たちもその中に入っていました。アニメ曲として「ルパン3世」と「名探偵コナン」が演奏されたので当然この2曲は知っていました。予定されていた演奏が終了しアンコールの声に応えて演奏されたのは坂本九さんが歌った「上を向いて歩こう」でした。私は演奏に沿って「上を向いて歩こう」の歌詞を心の中で追っていました。
1階の多目的室では「お花で楽しむひな祭りージュエリーフラワー展」が開かれていました。実際に咲いていた花を切りとり、プラスチックのような材質の粉の中で固定させたあとに色づけをし、ブローチやネックレスなどに加工した作品が展示販売されていました。展示室には作品を作った本人(奥さん)は外出していて、留守番をしていたご主人に尋ねると、奥さんはカルチャーセンターのような教室を開いているとのことでした。咲いている花の形がそのままの形でブローチ、イヤリング、指輪、ネックレスなどさまざまなものに加工されているので作品は実に写実的です。一緒に見学していた夫はお母さんにブローチを2個買っていました。
2階の展示室では「木版画―花と自然」という市民展示会が開かれていて、版画クラブ会員の作品が展示されていました。30点くらい展示されていた多色刷りの版画の中で、私が気に入ったのは芍薬の紅い花の作品でした。版画クラブ会員の二人が展示説明や質問に応えており、私は説明員に勧められたので多色刷り体験コーナーで2色刷りと4色刷りを体験しました。教えられた通りに作業をしたので思ったより簡単に多色刷りが出来ました。記念に自分で刷った葉書サイズの作品をもらってきました。
花の美術館は1年を通していろいろな企画展やイベントを実施しているので、また別の季節に訪れてみたいとおもいました。