ガンバレ 若造

 

岩の上にいる白い花

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幹から小さな命が芽生えた

 

3月31日 金曜日 薄曇り

サクラの花が咲き出すと、同時に周りの木々も芽吹き出し、若葉が一斉に萌え出してきた。今年はサクラの開花が早かった。東京では過去2番目の早咲きだという。川沿いの土手に咲くサクラは、川面を渡ってくる風が冷たいために遅く花を開くのだが、それでも花見川沿いのサクラもあちこちいたるところで満開である。春爛漫のサクラだが、散り始めているものもある。桜吹雪のなかを海側に向かってバードウォッチングに出かけた。

 

木の枝に止まっている鳥

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サクラの蜜を吸いに来たスズメ

 

サクラの花に来る野鳥の撮影に出たのだが、サクラの木が多すぎて、野鳥が分散してしまうために撮影にはならなかった。カンザクラのように周りに花がない時に1本だけ咲いている場合は、花の下で野鳥の来るのを待っていればいいのだが、これだけあちこち一斉に花が咲いていると、サクラの花は美しいが野鳥の撮影には向いていないのだった。野鳥の撮影はやめて花の下で宴会だった。それでもスズメがやってきてくれた。ラッキー。

 

岩の上にいるピンクの花

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健気にも幹から直接花を咲かせていた

 

サクラの幹から枝を伸ばすのではなく、直接幹に花を着けているものが目に留まった。健気にも2輪ずつの花を咲かせている。こういう花を見ると、心の底から「頑張れ 若造」と応援したくなるのだった。先日、サクラの蜜を吸ってみたが、店で売っている濃厚な甘さと違って、ほんのりとした甘さの爽やかさが感じられる味だった。この蜜を求めてメジロやヒヨドリやスズメが集まってくるのだ。

 

木の枝に止まっている鳥

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自分のテリトリーを高々と宣言していたウグイス

 

花の下での宴が終わり、自宅に戻る途中でウグイスに出会った。最初は竹やぶのなかでさえずっていたウグイスが上へ上へと移動して、ついにてっぺんまでやってきて、自分のテリトリーを高々と宣言していた。逆光になるのだがシャッターを押した。ウグイスはしばらくさえずり続けていた。果たして彼女は見つかるだろうか。ウグイスにも春がやってきているのだ。

 

木の枝で植えている植物

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芽吹いたケヤキの若葉も爽やかだ

 

今日の3時間のバードウォッチングで出会った野鳥は、オカヨシガモ、オオバン、ウグイス、ハシブトガラス、ホシハジロ、カワウ、ヒヨドリ、スズメ、ドバト、ムクドリ、アオサギ、コサギ、シジュウカラ、キンクロハジロ、カルガモ、オナガ、ヒドリガモ、ハシボソガラス、ハクセキレイの19種類だった。冬鳥のカモ類は、まだ北の国には帰っていない。

 

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