千葉市ふるさと農園と家庭菜園

 

 

唐辛子苗の定植                 里芋の生育

 

 千葉市には「ふるさと農園」という農業体験研修センターがある。現在行っている研修は農業体験教室として@野菜作り1、A野菜作り2、B野菜作り3、C肥料作り、の4本が4月より来年1月まで月1回ごとの10回コースで開講している。私は@からCまでの全てのコースを申し込んだが申込者多数で@野菜作り1のみ抽選に当たり、4月から電車とバスを乗り継ぎ「ふるさと農園」に通って野菜作りの勉強をしている。

 

 研修コース@の受講生は23名で4班構成になっている。私は1班の1番である。4月は開講式と講座概要説明のあと里芋の定植と葱の手入れがあった。研修の先生は茂原農業高校で教師を長年務め、退職後は自家で農業をしている菊池啓先生である。私たち生徒が質問をすると即座に的確に分かりやすく回答してくれる。授業で取り扱わない野菜についての質問にたいしても同様に答えてくれる。長年教師をし実際に自分でも農業をしている経験によるものだろうと推察する。

 

 4月から6月までの研修カリキュラムは次のようなものだった。

 4月は里芋の苗の定植、葱の覆い外しと除草。

 5月は南瓜の苗の定植、牛蒡の種まき、葱の除草。

 6月は唐辛子の苗の定植、里芋への追い肥と除草、牛蒡の間引きと除草、南瓜の除草。葱の除草。

 

 

ふるさと農園

 

 研修参加者の年齢は50代後半から70代までのようだ。女性も9人参加しており、自宅プランターでの栽培や家庭菜園で野菜を育てている方が殆どであり、毎年、参加しているという方も混じっている。研修コースごとに栽培する野菜の種類は7種類である。コースによって栽培野菜の種類が異なるので様々な野菜栽培を体験することができるようになっている。

 

 研修時間は午前9時半から12時までだが、実作業は11時頃までで、その後はお茶を飲みながらの質問・情報伝達コーナーである。研修生の様々な質問は実作業の中からも出ているが、このお茶を飲みながら先生を囲んでのひと時が貴重な時間と思える。

 例えば、

・里芋の苗は立て植えかいいのか、横植えがいいのか?

・葱は東西畝と南北畝の場合、なぜ東西畝がいいのか?

・摘芯の場所と意義はなにか?

・マルチの意義と一人で張る場合の方法は?

・ベットの作成方法と意義は?

・各野菜の原産地を考慮した栽培方法とは?

・追肥の時期と位置と成分は?

・敷き藁の意味と意義は?

・間引きの時期と対象は?

 等々、様々な質問が出され、先生からの回答が行われる。

 

 一方、私が市から借りている家庭菜園は自宅から歩いて5分の場所にある。土地は70区画に分割されており、1区画は3m*4m=12uで年間の借用料は7000円である。借用期間は3月から翌年1月までで次年度に延長したい場合は年間使用料を払いこみ延長手続きをとることになる。

 

えだまめ               つるなしえんどう

 

 私の菜園は今まで、エダマメ、ツルナシエンドウ、コカブ、ナス、キュウリ、トマト、ホウレンソウ、アオジソ、明日葉、落花生の種をまいたり苗を植えたりしているが、コカブ、ホウレンソウ、は既に味噌汁の具、おひたしとして消えた。

 

 私は無農薬かつ無肥料で実験栽培を行っているが、2ヶ月たって感じることは如何に地中に野菜の根を張らせるかが野菜栽培のポイントであり、そのために最初に土を柔らかくするために深く耕すことだと思う。私は備中鍬で20cmほどの深さだったがスコップで40cmくらい耕した方がいいとおもう。秋野菜はそのようにやってみようと思う。