まつりだ、ワッショイ
見事な竿さばきの「秋田竿燈まつり」
1月20日 金曜日 快晴
娘から「東京ドームで『ふるさと祭り東京 日本のまつり・故郷の味』というのをやっているから一緒に行かない?」と連絡が来た。息子は仕事を休めないので、私と妻と娘の3人で出かけることにした。待ち合わせ場所を東京ドーム22番ゲートと決めて出かけたところ、たまたま娘と同じ電車に乗りあわせ、チケット売り場に歩いて行く途中で、後ろから60代と思われる夫婦連れに声をかけられた。
東京ドームで『ふるさと祭り東京』が開かれた
「招待券が4枚余っています。私たちのぶんはあり、この4枚は使わないので使ってください」と入場券を差し出された。声をかけられた時はダフ屋かと思ったが、1枚2000円の入場券をただでくれるというので実にラッキーだった。遠慮なくもらったが1枚余ってしまったので、チケット売り場に向かおうとするお婆さんに1枚差し出した。お婆さんはとても喜んでいた。
スタンドで休憩中も全国各地の地酒が飲めた
入場口で検温と手荷物検査を終え、ドームの会場内に入っていった。47都道府県からそれぞれ地元の名産品を出店しているのだった。先日、娘は夫と一緒にこの催し物に来ており、その際に買ったという「ちょい呑み猪口」を首からかけてくれた。その猪口を持っていると、各県の酒を一杯200円で飲めるのだった。スタートは秋田の田酒だった。久しぶりに飲んだ田酒は美味かった。新潟、秋田、長野、北海道、愛知、石川と連続して飲んでいった。その間の肴はノドグロのてんぷらや肉寿司。酒飲みには堪えられない催しだった。
「高崎を食べつくそう」のコーナー
会場の奥に群馬県の『開運たかさき食堂』のコーナーがあった。高崎はパスタが有名だ。キングオブパスタに選ばれた海老ジェノパスタ、シャンゴ風パスタ、クリームスパゲティの3部作に舌鼓を打った。ほんわかと酒の酔いもまわってきたので、ワンカップと鶏皮揚げ、ホルモン焼きを手にスタンドに上がって休憩。その間にも「おまつり広場」では、青森ねぶた祭や郡上おどりが演じられていた。
見事な竿さばきだった
おまつり広場で実演された秋田の「竿燈まつり」というのを初めて観た。テレビのニュースなどでは見かけたことがあったが、実物を観たのは初めてだった。10地区の竿燈が出ていた。それぞれの地区によって竿燈を掲げる人数が3人、4人、5人と違うのだが、竿に48個もぶらさがっている提灯を、肩や手のひらや額の上にバランスよく乗せるのである。重さは50kgだという場内放送にビックリしたが、それをいとも簡単に軽々と操っているのを見ると、流石に鍛えられた技だと思った。ドーム内で行われたので、提灯のなかにロウソクを灯すことが防火上から許されずにLEDで行われたため、実際の明かりよりも提灯が暗かったのは残念だった。
太鼓も賑やかな沖縄全島エイサーまつり
各地のゆるキャラの写真撮影などが終わって、最後の演目は「沖縄全島エイサーまつり」の太鼓と踊りだった。昔から沖縄に伝わる元気な太鼓としっとりとした踊りを観たあと、日本各地の地酒を味わって十分に満足したのでドームをあとにした。