平成27年 中国料理調理士友好会 新年会

 

中国料理調理士友好会新年会の鏡開き

 

 中国では2月18日から1週間、旧正月に当たる「春節」となるため1週間の大型連休となる。この時期に合わせて日本では中国料理調理士友好会の新年会が開催される。今年は2月17日だった。北海道から沖縄までの中華料理関係者が一堂に会する新年会は今年で50回目を迎えたという。大は千葉市でアルバイトをしていた「柵柵」の社長から招待を受け毎年参加していたのだが、今年は私たち夫婦も招待されたので出席した。ありがたいことである。場所は東京都庁と道路を挟んで建っているハイアット リージェンシー東京ホテルである。昨年までは椿山荘で開催されていたが今回は変更されたとのことだった。

 

新年会は21時から始まった。舞台の上で30分ほど会長や来賓の方々の挨拶があり、鏡開きのあとに乾杯をすると懇談会となった。10名ほど座れる丸テーブルが8座用意されており、私と妻と大は[H]テーブルに案内された。大の隣に「柵柵」の分目社長が座った。社長の奥さんも同じテーブルだった。ここに座れるのは中国料理界の重鎮の関係者とのことで、その他の参加者は立食パーティ形式となっていた。なぜか社長の息子は立食の方だった。会場は広い部屋がふたつ接続されているような形となっていた。入場する時の私の青色チケットには560番の番号が印字されていた。黄色のチケットを持っている方もいた。何人の方が参加していたかは不明だが大賑わいだったことだけは確かなことだ。大が初めて出席した時に千葉調理師専門学校の先生が立食の方に出席していて、テーブル席についていた大に驚いていたということを以前に聞いたことを思い出した。

 

 懇談会になると同時に料理に並ぶ列が瞬く間に出来た。私は刺身のコーナーに出むき一皿分を分けてきた。北京ダックと牛肉ももらってきた。樽酒を飲みながら料理を頬張っているそばから、フカヒレスープ、各種の小籠包、魚介類の料理、などをウェイターが次々に目の前に持ってきて、空いた皿は片づけてくれる。横に深いスリットを入れたチャイナドレス姿の女性が日本酒や紹興酒やビールのお酌をしながら各テーブルを回っている。料理を次々に持ってくるので食べるのに忙しい。もう少しゆったりした時間で対応してくれないものかと思ってしまう。それにしても美味しい料理が次々に運ばれてくるのは嬉しいものだ。私は最初だけ料理を取りに立ったが、その後は沢山並べられていた料理を取りには行かず、ウェイターが配ってくれる料理だけで充分だった。

 

  

吊るされた北京ダック            テーブル席の妻と私

 

 大はアルバイトを終えた後もなぜか「柵柵」の分目社長に可愛がられており、試合の時に穿くトランクスにもスポンサーとして「中国料理調理士友好会」のワッペンが貼られている。一昨年と昨年は舞台に上がってプロボクサーとして挨拶をさせてもらったとのことだった。大は今年も友好会会長に挨拶をしていた。パーティの終盤になると抽選会が行われた。折りたたみ自転車、テレビなど20種類ほどの賞品があったが、私の560番は残念ながら読み上げられた番号の中になかった。私たちが座ったテーブルの10名は全員外れだった。新年会は22時半にお開きとなり、参加者全員に上海の「李錦記」という有名店から香味醤油と麻辣醤がお土産として渡された。腹は満腹となり充分満足できた新年会出席だった。招待して下さった「柵柵」の分目社長には感謝感謝である。大の4月の次戦前に家族で「柵柵」に出かけて行き、紹興酒を飲みながら大きい餃子とレバニラ炒めを食べようと思う。