楽しく走れたロードレース千倉

 

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10km完走タイムは1時間51

 

 23日の秋分の日に南房総市で開催された『ロードレース千倉』に出場しました。5km10km21km合わせての参加総数は3700名。私は10kmレースを走りました。ロードレース千倉は今年で44回目の開催です。子どもたちが小さかった頃は家族で出かけていましたが、最近は走っておらず私にとっては久しぶりの出場でした。昨年は21kmにエントリーをしたものの足の故障で出走を取り消した経緯があるので本当に久しぶりでした。10kmを走っていると以前走っていた風景が思い出されて懐かしい思いに駆られてきました。快晴・無風の秋真っ盛りの沿道には真っ赤な彼岸花が満開でした。白い彼岸花を探しながら走っていたのですが1本だけ見つかりました。

 

携帯電話で5km8km9km地点を通過するたびに応援者の妻に写メールを送りながらのレース展開でしたが、潮風を受けながら実に気持ちよく走ることが出来ました。5月の侍マラソンを走った後は今回のレースに向けて5kmのジョギングを2回走っただけでしたが、8月の富士山登山、9月の霧島山登山と心肺機能を高める登山を行っていた関係かもしれませんが、全く息が上がらず快調に走れました。大会はシルバーウィークの最終日でしたので応援者も含めて大賑わいでした。メールで連絡を取り合っていたので10kmのゴール地点に妻がカメラを構えて待っていました。両手でピースサインをしながらゴールした時のタイムは1時間51秒でした。完走予想タイムを1時間10分〜20分としていたので、私にとってはまずまずの結果でした。

 

 レースを終えた後は、応援者の妻、お袋、弟とともに『鴨川シーワールド』に向かう黒潮ラインの街道脇に掲げてあった看板を見て和田浦漁港の地魚料理店に入り、鯨や地魚の刺身を肴にビールを飲みながらの完走祝いでした。昔、千倉一帯は捕鯨で栄えたところで今でも鯨の加工品が地元のお土産として売られています。ロードレース会場でも鯨の缶詰や鯨の干物が名産品として特設テントで売られていました。ですから地魚料理店でも鯨の刺身を出していました。鯨の刺身や竜田揚げを久しぶりに食べましたが懐かしい味がしました。鯵、鯛、鮪の刺身も新鮮で美味かったです。

 

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シャチとインストラクターとの絶妙なコンビネーション

 

 昼食後に向かったのは鴨川シーワールドで、私にとっては25年振りの入園でした。チケット売り場でシニア料金を確認していると、千葉県民で65歳以上は入園料無料という敬老の日サービス中とのことで、群馬県民のお袋や弟も65歳以上で半額になり実にラッキーでした。シーワールドではイルカ、アシカ、シャチのショーを見学しましたが、圧倒的だったのはやはり目玉のシャチのショーでした。水中を50kmのスピードで泳ぐ巨体からのジャンプは迫力満点で、インストラクターの女性飼育員とのコンビネーションも抜群でした。女性飼育員は常に笛を口にし要所要所で吹いていましたが、音色が高周波のために人間には聞こえませんでした。大きな円形のプールには3頭のシャチが泳いでおり、隣のプールでもシャチが訓練しているのが見えました。海のギャングと恐れられているシャチが女性飼育員とのスキンシップで良く慣れるものだと感心しました。

 

 宿泊は妻が千葉市職員の関係から千葉県市町村職員宿泊所の黒潮荘に泊まりました。私は初めて泊まるところでしたが、私がNTT在勤中に家族で出かける場合は、NTT関連施設のホテル、旅館、ペンション、保養所などに泊まることが多く、妻の関連施設に泊まることはありませんでした。ロケーションは鴨川松島と言われている景色の良い場所を見下ろせる高台にありました。連休最終日でしたのでお客も少なく静かな雰囲気で鴨川温泉を楽しみました。翌朝5時半に露天風呂に入っている時に朝日が上がってきました。山頂で見る御来光とはまた違った風景です。鏡のように静まった海面の彼方から丸い太陽が顔を見せ静かに上りながら徐々に光の輝きが強く増してきました。実に心を落ち着かせる日の出の光景です。

 

翌日は『市原ぞうの国』に行きました。私は入園したことのない動物園でした。動物園といっても猛獣はおらずパンフレットによると43種類の動物が飼育されているとのことで、名前が示すとおりに象が中心の動物園です。11時から始まる7頭の象のショーを見学しました。フラフープを回したり、サッカーをしたり、絵を描いたり、鼻の先に観客を乗せたり、観客に麦わら帽子をかぶせたり、背中に籠を乗せて観客を乗せたり、と様々な演技をしていました。「ゆめ花」と名付けられている象が描いた絵は見事なものでした。2頭の雄雌の象を描きハートマークを書き加えていました。「ゆめ花」が過去に描いた様々な絵が絵葉書となって売店で売られていました。妻は桜の木を描いたものを1枚買い求めていました。大きな絵は1枚5000円で、特売品は2000円の値段がついていました。「ゆめ花」は頭のいい象という印象を受けました。

 

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象に揺られてゆったりと

 

象使いは全てタイから日本にやってきている方とのことで、象の耳の裏側の付け根に足先で合図を送ったり、鉄の鈎棒でおでこの辺りに合図を送りながら象をコントロールしていました。象の背中に籠を括りつけ観客を乗せて広場を一周するというショーもやっていました。妻は象に乗るというのはどんなものなのか体験してみたいと言ってお袋と一緒に楽しんでいました。お袋は以前旅行で行ったタイで体験しているので2度目でした。料金は定員3名までの記念写真付きで12500円でした。いい記念になったと思いました。

 

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