楽しかった札幌・小樽・余市への旅
ニッカウヰスキー北海道工場
8月7日〜9日の2泊3日で北海道に行ってきました。
息子の大が札幌市で開かれる空手の全国大会に出場するので、その日程に合わせて2ヶ月前から準備していましたが試合当日は大が応援に来てくれるなと言うので私たちは久芳さんのお友達の長谷川さんの案内で色々なところを訪れました。
8月7日は、千歳空港まで車で迎えに来てくれていた長谷川さんの車で高速道路を通り、札幌ドーム球場が見下ろせ「少年よ大志を抱け」で有名のクラーク博士の銅像が立つ羊が丘公園を訪れました。広〜い草原の中でコスモスの花が風に揺れ、羊が草を食べているのどかな風景が拡がっていました。早くも北海道の広さを実感しました。アイスクリームがとても美味しかったです。
北海道大学のポプラ並木を訪れました。大きなポプラの木でした。その木の中を小道が続いていました。私は並木の果てまで歩き出しました。ポプラ並木の長さは150mくらいでしょうか。その先にとても広々とした光景が拡がっていました。後で夫から聞いたのですが、現在はポプラ並木の小道は倒木の危険性があるために立ち入り禁止になっているとのことでした。知らぬが仏で私は小道を散歩してしまいましたがとても伸びやかな気持になれました。
時計台と旧北海道道庁は新婚旅行の時に訪れましたから今回はカットし、サッポロビール園ポプラ館でジンギスカンと生ビールとワインで夕食をとりました。長谷川さんが前もって予約を入れておいてくれましたが、広いホール一杯の人とジンギスカンを焼く熱とが混じりあい熱気と喧騒の中で楽しい時間を過ごしました。
サッポロビール園で乾杯
8月8日は小樽と余市に行きました。
2ヶ所ともに私は初めての場所でした。小樽運河沿いの小道は石畳で整備されており土産物屋がたくさん並んでいました。手作り品が並べられている中で、私の心をとらえたのはガラスに直接書き込んだ花火の絵でした。その色合いがとても素晴らしく2600円を払って買いました。今は家の玄関に飾ってあります。
オルゴール館では夫は大に大きな飛行機のオルゴールを買いました。曲はウインドミルズの「FLY ME TO THE MOON」でした。おばあちゃんが、愛のお土産に可愛いものを何か探してくれないか、というので愛の好きな緑色の天使を見つけました。曲は「ラブラブラブ(愛愛愛)」がピッタシだと思いました。
「俺の小樽」という運河沿いの倉庫の中を改造した大きなレストランでお昼を食べたあと余市のニッカウヰスキー北海道工場に行きました。広い工場内を自由に見学でき、試飲コーナーではウイスキーやリンゴジュースが味わえます。夫はウイスキーをカポカポ10杯ほど飲んでいましたが私はリンゴジュースをもらいました。外の気温がとても暑いので氷を入れて飲むジュースはとても爽やかな味でした。
再び小樽に戻り、祝津にある鰊御殿と貴賓館(旧青山別邸)に行きました。夫は以前、鰊御殿を訪れたと言っていましたがとても大きな木造の建物で、2階に上がると太い梁が組み合わされ頑丈に作られていました。鰊が大漁に取れた当時の記録や写真がたくさん飾られており賑わっていた当時を偲ぶことが出来ます。
建物は灯台の脇の高台に建てられているので見下ろした海の透明度と風を受けて走るヨットがとても綺麗に感じられました。海岸で遊ぶ家族連れやキャンプで楽しむ若い人たちがたくさん見えました。
札幌に戻り狸小路でお土産を買いながら散策し、刺身居酒屋「うをや一丁」で北海道の味を楽しんだ後、札幌市の夜景を見るために藻岩山に登りました。専用自動車道のゲートは10時に閉まってしまうのでチョッと忙しかったけれど、広〜い札幌市がキラキラと輝く光景は素晴らしかったです。
観光客で賑わう小樽運河沿いの遊歩道
8月9日は北海道開拓村と支笏湖と苔の洞門に行きました。
北海道開拓100年記念に北海道の各地に残っていた当時の建物を移築し大きな開拓村という記念施設を作ったのです。中では鉄道馬車が走り当時の服装をした郵便配達人や警察官、書生や女学生、あるいは農家の人たちがいました。昨日小樽で訪れた旧青山別邸をたてた鰊漁の大網元であった青山政吉の自宅が移築されてありました。とっても大きく立派でした。
支笏湖では一周30分の遊覧船に乗りました。支笏湖は日本では秋田県の田沢湖についで深さが2番目の湖です。透明度も素晴らしい湖で真冬でも凍らない日本最北の不凍湖とのことです。カルデラ湖ですから周りを樽前山や恵庭岳などの山々に囲まれています。緑の湖岸を眺めながら真っ青な湖水に白い波を立て遊覧船は進みます。周りの説明を聞きながらの30分はゆったりした気分になれました。
苔の洞門は樽前山が噴火した当時にできたとのことで30数種類の苔が岩に貼り付き緑の岩の回廊とのことですが、現在ではその回廊を歩くことが出来ず立ち入り禁止になっていました。何でも岩が崩れて事故が発生した後に洞門の入り口に展望台を作り、立ち入り禁止にしてしまったとのことでした。苔や岩を身近に見ることが出来ず残念でしたが、しかたないのかなと思いました。
支笏湖遊覧船
19時55分発の飛行機に乗る予定でしたが空港でお土産を買ったり食事をとったりするために早めに千歳空港まで送ってもらいました。
その千歳空港で思ってもいなかったアクシデントが待っていました。お土産も買い食事をしている最中に日本航空の館内放送で夫が呼び出されました。夫は旅行会社からの案内書を持って出かけていきましたが10分ほどすると慌しく帰ってきて、乗る予定だった飛行機が欠航になりフライトが1便前に早まったのであと5分でチェックインしなければならないと言います。私たちはすぐに食堂を出て出発ゲートに向かいました。全く慌しい帰りです。
夫が言うには、最初2階の日本航空の総合案内所に行くと旅行会社ツアー関係は団体扱いなので1階の団体受付に行って欲しいと言われ、1階の端にある団体受付コーナーに行くと予定便は欠航になったから1時間前か1時間後のどちらの便に乗りますかと訊ねられ、1時間前を選ぶとチャックインまで10分しかなく団体受付コーナーの係員が端末操作に慣れておらず発券が遅れたので私たちが食事を取っている場所に戻った時は5分前という慌しさでした。慣れている夫だから素早く対応できましたが私なら手続きに遅れ1便遅いフライトになっていただろうなあと思いました。
狸小路散策
なにはともあれ2泊3日の北海道旅行は楽しいフィナーレを迎えました。特に会社を休んでまで2泊3日の私たちの旅行をピッタリとマークし、私たちの運転手兼ガイド役で各地を紹介してくれた久芳さんのお友達の長谷川さんにはとても感謝しております。
また、息子の大は高校生の部・軽量級に出場しベスト16位だったとのことでした。私たちは試合を応援しませんでしたが右足を怪我していた大にとって精一杯戦った試合だっただろうと思います。これからも練習を重ね、来年、再来年と次の戦いを目指してほしいと思います。